代表メッセージ

代表取締役社長 齋藤徹也

PROFILE

1987年、新卒で当時の日本鋼管に入社し、営業として早くからエネルギー関連大手を担当。
川崎製鉄との合併でJFEグループが誕生した後はJFEエンジニアリングで重要ポストを歴任し、2024年4月、あすか創建の代表取締役社長に就任。
とにかく現場を大切にしており、社員に気さくに話しかける人柄。

都市の根っこをこの手で創る

あすか創建は「サス鉄ナブル!」のCMでも知られるJFEグループの一員として、主にガスや水道のパイプライン工事、設備工事を担っています。
特に都市ガスの分野では、全国に6社しかない東京ガス認定の「スーパー工事会社」に名を連ね、老朽化した導管の交換、プロパンガス使用地域の都市ガス化に大きく貢献してきました。

都市の地下には木の根のようにパイプラインが張り巡らされています。そしてパイプの中をガスや水が24時間・365日、休むことなく流れ続けています。
その流れを止めないために、人々がいつものように毎日を過ごせるように、私たちは創業時から「都市の根っこをこの手で創る」というスローガンのもと、強い根を張ることに尽力してきました。
災害に強い街づくりや都市の発展に欠かせない仕事をしていると自負しています。

決して安定に満足しない

JFEグループには脈々と受け継がれてきた「人を大切にする」という伝統が、いまもしっかりと息づいており、あすか創建にもそのDNAが流れています。
取引先との信頼関係を築くのも、協力会社と連携して工事を進めるのも、現場の近隣住民の方の理解を得るのも、すべて基本となるのは人間力。だからこそ社員同士が高め合い、一人ひとりがヒューマンスキルを磨き続けられる企業文化を、今後も大切にしていきたいと考えます。

しかし私たちは現状の安定に決して満足することはありません。
2020年には「都市インフラ事業部」を発足。工期が1年半以上という水道関連のビッグプロジェクトにも対応できる体制を整えました。
また東日本大震災、熊本地震などの被災地復旧支援に携わった経験を活かし、災害に強い設備づくりにも取り組んでいます。
今後も「私たちにできること」を増やすために挑戦を続け、最高の技術で社会に貢献する会社を目指します。

社員の人間力こそが私たちの生命線

都市には1970年代までに敷設された古いガス導管が大量に埋まっています。導管の寿命は50年ほどといわれており、その交換が急務となっています。私たちは東京ガスと協力し、毎年200ヶ所で取替工事を行っています。現在、東京ガス関連の事業が売上の8割を占め、今後も仕事がなくなることはありません。業績の安定性も、私たちの特長のひとつといえるでしょう。

社内にはギスギスした雰囲気が一切ない。役職などに関係なくフランクに意見をいい合える。誰もが仲間に尊敬の念を持ち、互いを尊重する。質問をすれば自分の仕事の手を止めてでも丁寧にアドバイスをする。私たちの自慢の社風です。会社としてもそんな社員に応えるべく、生産性向上のためのイノベーションや福利厚生の拡充で、より働きやすい環境づくりに力を注いでいます。仕事の場にも生成AIが普及してきましたが、そうなればなるほど、私たちの社員の人間力が一層輝きを増すと思っています。

現場を動かす人こそが、かっこいい

工事は現場によって状況が異なります。地盤が固かったり、木の根が邪魔をしたり、掘ってみないと分からない部分もあります。また道路の交通量、近隣の住宅事情もまちまちです。それぞれのケースに的確に対応しながら予定通りに工事を完成させるのは、使命感を持って取り組む「人の手と思い」に他なりません。時にはトラブルもあります。泥にまみれることもあります。しかし仕事に全力を尽くす姿はかっこいい。どの仕事もすべて美しい。私はそう思います。

パイプラインは地中に埋まっていて見えませんが、工事のプロセスは見ることができます。そしてどの工事にもドラマやストーリーがあります。「この仕事が都市の安全や発展につながる」という思いを持って挑む。仲間や協力会社、多くの人と協力しながら工事を進める。その中で設計や施工管理など自分の役割をしっかり果たす。そしてチームワークを大事にしながら、みんなでひとつのことを成し遂げる。
みなさんには、どんなときにも心穏やかに仕事と向き合えるヒューマンスキルを持ち、仲間とともに美しくストーリーを完成させる「かっこいい存在」になってほしいと願います。
ひとつのドラマが完結するたびに、大きな達成感が待っています。